2020.9.18 心配事 (難病発覚前)

プロローグ

2020.9.18(金)

今日は脳神経内科の受診の日である。手足の力が日ごと衰えていくのがわかる。階段は手摺がないと登れなくなってきた。
またサイドブレーキを解除するのも一苦労する。
ボタンを押しながら少し引き上げることが難しくなってきた。
車を止めるときに軽めに引いておくしかない。平坦な駐車場なのでATのパーキングに入ておけばまず問題はないと思うので。

他にはエンジンをかけるのにキーを回しにくくなってきた。気合をいれて一気に回さないといけない。何回もやっていると疲れて力が入らなくなってしまう。何かいい方法を考えないといけない。

今日は上半身のMRIを行った。「神経への信号の伝達についての検査を来週行います。」との事であった。私は「日ごと症状が悪化しているのに1週間は長いのではないですか?もっと早くなりませんか?」と聞いてみたが「検査予定が詰まっていてこの日しか取れないです。」そう言われれば仕方がない。市民病院で大丈夫かな?少し不安になってきた。

キーの改良

エンジンキーの改良をしてみた。

【ノーマルキー】
通常はこの形でキーをまわすのだが、つまんで回すができない。

バイクのスロットルを握るよう上からかぶせるように握ってもうまく回せない。

そこで持ち手(黒い部分)を大きくすればよいのではないかと思い、ホームセンターで金具を買って取り付けてみた。

【改良キー】
リモコン付きのキーにはプレートが入らないのでスペアキーを使って作ってみた。

ガタつきがあると回しにくいといけないと思い、しっかりと固定した。
(ダブルナットとゆるみ止めナットで固定)
見た目は悪いが結構いけるのではないかな?

上の改良キーの写真のようにキーがプレートの中間にあると回しにくい。右の写真のようにキーを端部に寄せ、”テコの原理”で回すと少ない力でまわすことができた。

取り合えず成功!
かさばるのが玉に瑕ですが・・・

喜んでいるのもつかの間で、しばらくしたらこれでも回せなくなってしまった。

支点からの距離を長くすればもう少し楽になると思い、メガネレンチを差し込んで回してみたら、これが想像以上に軽く回って、思わず笑ってしまいました。
レンチは車に常備させておくことにした。

これでだめなら、プッシュ式エンジンスターターの車に買い替えるしかないな!

ホームセンターに金具を買いに行くついでに、リサイクル店で杖も買ってきた。
これが本当の”転ばぬ先の杖”だなと一人で納得した買い物であった。

このころはまだ2階のベットで寝ていたので、階段は四つん這いで上っていた。ゾンビの映画でこんなの動きをしているのを見たことをふと思い出した。俺はゾンビか(笑)
でもこれが意外と楽なのではあった。降りるときはふらつきが大きいので結局、上りの時の逆でおりることにしていた。

心配事・本心?

22日に資格試験の受験があったので、もともと18日は休暇をとって勉強をする予定だったので、今回の診察のために新たに休暇を取得する必要もなく好都合ではあった。
ただ受験に関しては不安がある。受験会場まで電車で行くことができるのか?
また筆記試験を受けることができるのか?この試験はトータルで5400字ほどの記述式の試験である。こんな状態(握力の落ちた状態)で回答用紙を埋めることができるのか?

練習で800字書いてみたが結構疲れるし、何を書いたのか読む人が苦労しそうな回答となっている。こんな状況では”棄権したほうが良いのではないか?”と考えてしまう。
今年はコロナで通常7月の試験が9月まで伸びて、勉強する時間がふえたので少し余裕を持っていたのだが、こんなことになるとは予想もしていなかった。

もう少し、明日まで様子をみて試験を受けるか決めよう。なかなか踏ん切りがつかない。
家族の前では”試験を受けたくなくてストレスで体が動かなくなってきたのかもしれないな!”と強がってはみたけど、内心は試験のことも病気のことも気が気でなかった。

結局20日(日曜)には完全にあきらめることになった。(何より文字がそんなに書くことができない)

2020.9.25(金)

いつもの車(キャラバン)に乗り込むことが厳しくなってきたのでもう一台の車で行くことにした。もう一台の車はまた別の問題がある。古い車なので、その時の気分でキーが抜けないことがある。
そんな時はもう一度エンジンをかけてから、前後に動かしてから抜いてみる。それでもだめならもう一度繰り返す。今日は何回やっても駄目だったのでだんだん焦ってきた。
駐車場で誘導しているおじさんに抜いてもらえるか頼もうかとさえ考えてしまった。何度かチャレンジしているうちに、やっと抜くことができたので頼まずに済んだが、この車もどうにかしないといけない。結構焦ったので汗をかいてしまった。

よぼよぼ歩きながら病院に行くが、入り口が2mほどマウントしており、スロープになっているのだが、がうまく足が動かせない。これぐらいの傾斜も歩きにくくなるものなのか?

今日も検査をしたがなんの病気なのかもわからないので、不安だけが増してくる。
体の動きが鈍くなってきているが、コロナで週2回の在宅勤務になったので通勤はずいぶん助かっている。出社率も下がったので、よぼよぼ歩いていても人目をあまり気にすることが無いので少しは気分が楽である。

不思議なことに脱力感があっても普通に車の運転はできる。不思議な現象だと思いネットで検索してみると、四股の脱力があっても車の運転ができる人は他にも沢山いた。
体全体が運転という行為を覚えているためなのか、なぜかわからないがハンドルを持つと普通に腕も動くしブレーキも普通に踏めるというのだ。
家族からすると「こんなによぼよぼにしか動けないくせに、車の運転ができるのか?反射神経が鈍くなっているのに事故しないのか?」と心配になるみたいだが、本人としては車に座って運転していると体の不調を忘れてしまうような感じである。ただいつも以上に体の状態には注意を払って、少しでも違和感があればやめることにする。
運転ミスで人様に迷惑はかけられないからな!

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